猛暑の中、鳥取県では、一足早く秋の味覚が登場です。
特産二十世紀梨をハウスで栽培した「ハウス二十世紀梨」の査定会が7月24日、鳥取県湯梨浜町であり、上々の出来栄えであることがわかりました。

24日の査定会では、鳥取県中部の湯梨浜町や琴浦町の5つの地区から持ち込まれたハウス二十世紀梨をJAの職員などが一個一個、重さや大きさを測ったり糖度計で甘さを測定していきました。

平均糖度は10.4度で、例年通りの甘さに仕上がっていました。
ただ、2025年は梅雨明けがかなり早かったため、高温と水不足の影響で例年に比べ小ぶりになったということです。

JA鳥取中央琴浦梨生産部・藤井憲人生産部長:
玉太り以外は順調に生育している。二十世紀は酸味と糖度のバランスが良く、食味もいい梨なのでぜひ食べてもらいたい。

ハウス二十世梨は、路地物よりも一足早くお盆前に出荷されることから全国的な引き合いも多い人気の梨ですが、栽培面積は、近年栽培用ハウスの資材高騰や生産者の高齢化などで減少傾向にあるということです。

ハウス二十世紀梨は西日本を中心に出荷され、8月2日から店頭に並ぶ予定だということで、JAでは、今シーズン2億円余りの売上げを見込んでいます。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。