日本で初めて開催された“鉄人レース”、『全日本トライアスロン皆生大会』は、2025年で43回目を迎えました。
鳥取県西部を舞台に7月20日、約1000人が過酷なレースに挑みました。
43回目を迎えた『全日本トライアスロン皆生大会』は、国内で最も古いトライアスロンの大会です。
全国から集まった約1000人の“鉄人”がスイム、バイク、ランの3種目、最長183キロのコースに挑みました。
皆生海岸でのスイムから始まったレースの舞台は、米子市など県西部の2市4町村。
大山のすそ野を駆け抜けるバイクのコースは標高差300メートル。
炎天下でなくても過酷なレースです。
急こう配に挑む鉄人たち、苦しい時の力の源になるのが沿道からの声援です。
中にはこんなユニークな応援も。
ティラノサウルスが、このポイントで6年前から鉄人たちにエールを送っているのだそうです。
ティラノサウルス姿で応援する人:
暑い中頑張っておられて、ゴールを目指して頑張ってほしいと思います。
2025年の王者になったのは、愛媛県の丸尾公貞さん。
2024年の4位から、悲願の初優勝です。
丸尾公貞さん:
嬉しいですね。優勝できると思っていなかったので、灼熱の皆生を味わえたので、その中で優勝できたので、良かったかなと思います。
また、今回から設けられた、バイクとランの距離を短縮した「セミロング」コースでは、滋賀県の原田和範さんが初代チャンピオンに輝きました。
原田和範さん:
率直にとても嬉しいです。いつも長いタイプの方であと一歩で入賞できないもどかしさがありまして、Bタイプが新設されるということで初代チャンピオンに絶対なってやるぞと。しっかりと練習できたかなと。
大会に新たな歴史が刻まれました。
中岡さんゴールアナウンス:
目標は来年です。今年は、来年のためのステップです。来年はAタイプで帰ってきます。家族の協力に感謝し、一年頑張って練習するということですよ。まずはBタイプ完走おめでとうございます。家族、仲間とに賑やかにゴールしてもらいましょう。