和歌山県那智勝浦町の旅館で提供された食事を食べた人9人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、和歌山県が集団食中毒と断定しました。
和歌山県によると今月14日、那智勝浦町の旅館「万清楼」で、前日に夕食を食べた客1人が下痢と嘔吐を訴え病院に運ばれたと、保健所に連絡がありました。
これを受け、和歌山県が調べた結果、同じ日に旅館で食事をした28歳から79歳の9人に、同様の症状がみられたということです。
こうしたことなどから、和歌山県は旅館が提供した食事を原因とする集団食中毒が発生したと断定しました。
9人はいずれも快方に向かっていますが、県の保健所は旅館に対し22日から1日間、営業停止を命じました。
県によると、旅館は今月15日から営業を停止しているということです。