学歴詐称が問題となっている田久保市長について、市議会の百条委員会は7月22日、委員会での証言を求めて出頭するよう請求しました。こうした中、田久保市長は秘書広報課にも告げず、正午前に退庁したことがわかっています。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記す一方、実際には除籍だったことがわかっていて、同市の市議会はこの問題に関わる事務手続きを調査するため地方自治法に基づく百条委員会を設置しています。

田久保市長は自らの学歴を証明するため、正副議長や市の職員を含む複数の関係者に“卒業証書”を示していたことから、百条委員会では市長に対して“卒業証書”とされる資料の提出を求めましたが、田久保氏側が提出を拒否したため、委員会側は22日、出頭して証言するよう請求書を手渡しました。

こうした中、田久保市長は「内容を確認して検討します」と答えた上で、午前11時45分頃に非常口から退庁しました。ただ、秘書広報課には退庁することが伝えられていませんでした。

田久保市長は22日に登庁したのが午前9時頃だったため、在庁時間はわずか2時間45分ほどでした。

テレビ静岡
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