与党の過半数割れとなった7月20日の参院選。石破首相は続投を表明していますが静岡県内からは様々な声があがっています。
22日、県庁で当選証書が渡されたのは参院選・静岡選挙区で当選した国民民主党の榛葉賀津也 幹事長と自民党の牧野京夫 氏です。
榛葉幹事長は本人が、牧野氏は代理人が出席しました。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
国の混乱を求めるのではなく、国の安定のために民主主義の結果に基づいて我々野党の責任を持って行動していきたい
今回の参院選で与党は過半数を維持できず、衆参ともに少数与党となった自公政権。
石破首相は続投を表明し、党内からも批判が出ています。
榛葉幹事長は石破首相が早急に自ら身を引くべきだとの認識を示しました。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
完全に詰むまでに自分で悟って投了・試合を終えるのが名人。石破さんも国のトップまでやられたので自民党の国会議員からの党内請求になるかもしれませんが、もう察した方がいいのでは。持たないと思います
こうした中、自民党県連も県内での意見をまとめ、党本部に伝える方針です。
自民党県連・鈴木澄美 幹事長:
(静岡選挙区で)当選したからいいということではなく、各支部の意見をしっかり聞きながら、どういう方向性がいいのか意見を集約して方向性を決めていきたい
県民からはさまざまな声があがっています。
石破首相の続投【反対】 男性(50代):
ちょっとあり得ないかなというのが正直なところ
石破首相の続投【反対】 女性(40代):
いろいろな政策を見ていると政権が変わった方がいいのではと。(続投は)無理があるかなという感じ
石破首相の続投【賛成】(80代):
今のトランプの問題もある。継続していった方がいいのでは
石破首相の続投【どちらとも言えない】男性(60代):
(今後の)発言や党内の意見集約などよく見極めていかないと、続投がふさわしいか現時点では判断できない
一方で野党も政局を見据えた動きを加速しています。
連合静岡・角山雅典 会長:
衆議院選挙もいつあるかわからない。もしかしたら近々解散があるかもしれない
立憲民主党県連と国民民主党県連、それに連合静岡の三者協議では公約の実現を目指していくとともに衆院選へ準備を進めていくことを確認しました。
また、立憲民主党県連の会合ではほかの党の動向にかかわらず不信任案を出すべきとの考えで一致したということです。
立憲民主党県連・源馬謙太郎 代表:
私は(不信任案を)出すべきだと思っているし、代表もそのつもりだと思う。逆に今出さないというのは理屈が通らないと思う
当面、”石破おろし”の動きがどうなるのか注目されています。