6月までの2025年上半期に、県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業の件数は、2024年の同じ時期と比べて8件増え48件だった。
信用調査会社・帝国データバンク山形支店によると、6月までの2025年上半期に1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業の件数は48件だった。
これは、2024年の同じ時期と比べて8件、率にして20%増えた。
<倒産企業の業種別>
建設業 13件
製造業・小売業・サービス業 各8件
卸売業 5件
不動産業 2件
<主な倒産理由>
販売不振 40件(全体の8割)
経営者の死亡など 5件
設備投資の失敗 2件
放漫経営 1件
調査を行った帝国データバンク山形支店は、「長引く物価高や人手不足・価格転嫁の難しさなど、倒産件数を押し上げるリスクは今も山積みの状態。今後は、トランプ関税が企業にとって足かせになるおそれがあり、関税交渉のニュースは注意深く見ていく必要がある」としている。