タイ政府は、カンボジアが国境地帯に最近埋めた地雷により自国の兵士が負傷したとして、カンボジアを非難しています。
タイとカンボジアが領有権を争う国境地帯では、7月16日、巡回していたタイ軍兵士3人が地雷を踏んでけがをし、このうち1人は左足を切断する重傷を負いました。
これを受けてタイ政府は、地雷はタイ側が使用していないもので、最近埋められたことを確認したほか、周辺で新たに2つの地雷を発見したとして、カンボジアを非難する声明を発表しました。
一方、カンボジア政府は、タイ側の主張を否定しています。
両国は5月下旬、国境付近で銃撃戦が発生し、カンボジア兵1人が死亡したことをきっかけに対立がエスカレートしています。