山形・新庄市の杢蔵山で、オフロードバイクの大会が開かれた。
未開拓の山林で繰り広げられたレース。泥だらけの激走に密着した。

「がんばれ! 行け行け! 元気出せー!」

全国から250人がエントリーした大会。
21日まで3日間にわたって開かれ、2日目の20日は全日本選手権第4戦の会場にもなった。
トップライダーの迫力のレースを誘致して新庄市の活性化につなげようと、地元の若者たちが実行委員会を組織し、山林を切り拓いてコースを作り上げた。

(実行委員会・加藤英紀代表)
「前回使ったコースが去年(2024年)の豪雨災害で使えない部分があり新規に作り直した。自然の中で自分の限界に挑戦するのが魅力」

19日に行われたのは、初級から中級者向けのクラス。
1周10キロのコースを4時間で2周できれば「完走」となるが、急斜面に阻まれ立ち往生するライダーが続出。

(応援で東京から)
「もう見ていられない。でもみんなかっこいい。男気があって大好き」

(女性ライダー)
「頼む! みんな助けを頼む! ありがとうございます!」

ハードなコースを攻略し、勢いよく駆け抜ける選手もいて、沿道から歓声が上がっていた。

(宮城のライダー)
「このレースの一番の魅力は互いに助け合いながらゴールを目指すところ」

(宮城のライダー)
「広大な土地でレースができるのが魅力。開拓してくれたスタッフありがとうございます!」

(応援で愛知から)
「魅力はね~、急斜面でぐちゃぐちゃになるところ(笑)」

(群馬のライダー)
「今年も日本中からばかどもが集まった。みなさんで新庄市を盛り上げましょう!」

(女性ライダー)
「気持ち良いです!」

(加藤英紀代表)
「今年は日本初の試みとしてJR新庄駅東口駐車場に特設コースを作って一般の人にも見やすいレースも開催した。盛り上がってきているので、来年も再来年も何年も続けて一つの『文化』になるようにしていきたい」

(地元住民)
「GOGOGO! オンオンオン!」

さくらんぼテレビ
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