7月20日に投開票された参議院議員選挙はオール沖縄が支援した高良沙哉さんが激戦を制し、初当選を果たしました。

新人5人で争われた参議院議員選挙の沖縄選挙区は、無所属・新人で玉城知事を支えるオール沖縄勢力が擁立した高良沙哉氏が26万5203票を獲得し、自民党の新人・奥間亮氏、参政党の和田知久氏らを抑え、初当選を果たしました。

当選した高良沙哉氏:
「多くの人たちが日々の生活が大変な中で減税への思いやガソリンの暫定税率への思いを託してくださった、平和に対する沖縄の声をしっかりと届ける議席が必要なんだという県民の思いや信頼を引き継ぎ、その重みをきちんと背負っていかないといけない」

一方、自民・公明の支援を受け、警察官や那覇市議の経歴を前面に打ち出した奥間さんでしたが、全国的な自民への逆風のあおりを受け、支持が広がりませんでした。

奥間亮氏:
「政策や県民の皆様に発信すること、思いが十分に浸透しなかった。そういった自分の力不足だと思います」

今回の参院選の投票率は56.75%で前回3年前を6.19ポイント上回りました。

ところで、那覇市の開票所で参院選の期日前投票の集計を巡り、誤った投票率が発表されるトラブルがありました。那覇市選挙管理委員会によりますと、市内5つの期日前投票所の投票者数が合わせて2157人分少なく記載され、一時、投票率が本来より0.84ポイント低く発表されました。県選挙管理委員会の指摘で数値は訂正されましたが、県全体の投票率の確定が遅れたほか、同じ日に行われていた那覇市議選の投票率などにも影響しました。

高良沙哉(無・新)26万5203票 当選
奥間亮(自・新)23万1907票
和田知久(参・新)12万6743票
比嘉隆(無・新)1万5112票
真喜志雄一(N・新)1万1512票

沖縄テレビ
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