長崎税関の新しい税関長が会見を開き、密輸リスクの高まりに危機感を示しました。
7月7日付けで長崎税関長に着任した酒井健太郎さん(58)は、1990年に当時の大蔵省に入省後、財務省関税局調査課長などを歴任してきました。
長崎での勤務は初めてで、「インバウンドの復活で、薬物や金などの密輸リスクが高まっている」と危機感を示しました。
長崎税関 酒井 健太郎 税関長
「複数船が同時に入港することもあるので、職員を効率的に機動的に配備して、取締りもしっかりやるが、迅速にスムーズに入っていただく、観光振興にもつなげていきたい」
2024年度、税関が全国で押収した不正薬物は約2.6トンで、酒井税関長は「警察や海上保安部と連携し取締りを行う」と話しました。