福島・二本松市で12日、住宅街の川沿いに立っていた高さ約1.5mのブロンズ像が盗まれているのが見つかった。像は重く、「人の力では動かないと思う」と制作者は話している。怪しい金属音を聞いた近隣住民もおり、警察は窃盗事件として捜査している。

「人の力では動かない」ブロンズ像が盗難被害

福島・二本松市で起きた事件は、街の景色を変えてしまった。

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住宅街の川沿いにあるブルーシートがかけられている台には、本来ブロンズ像があるはずだった。

空に向かって手を伸ばすポーズのブロンズ像、その名も「望」。しかし「望」は何者かによって盗まれたとみられている。

制作した彫刻家に「望」の原型を見せてもらった。高さは、1.5mほどの大きさになる。

制作した杉内誠さんは「怒りが爆発くらいに、本当にコノヤロウという感じですね」と話し、取材班が「簡単に盗めるもの?」と聞くと「人の力では動かないと思う」と答えた。

「ガンガンガン」怪しい金属音

これまでの取材で台座に傷はないとみられていて、像だけをどのように奪ったのかは分かっていない。

事件が発覚した7月12日、近隣住民は怪しい物音を聞いたという。

近隣住民は「鉄の橋のところ。ガンガンガンって音がした。あとシャーって感じの(音が)はっきり聞こえたの」と話している。

警察は窃盗事件として捜査している。
(「イット!」7月18日放送より)

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