参議院議員選挙の投開票日が、いよいよ明後日(7月20日)に迫りました。
「徳島・高知選挙区」は現職と新人、合わせて4人が1議席を争っています。あらためて、各候補の訴えを振り返ります。
【自民党・大石氏】
大石宗さん:
「地域に根を張って生きてきた皆さんの思いを全てぶつけ、今の国民生活の安心と未来への希望を切り開いていく。そして政治刷新、高知から今の閉塞感の漂う日本の政治全体に風穴をあけていく。私はその先頭に立って戦う決意です」
自民党の新人で、公明党が推薦する大石宗さんは、都市集中から「地方分散型国家」への転換をはじめ、政治改革の断行、現実的な外交・安全保障政策の推進を訴えています。
【無所属・広田氏】
広田一さん:
「自民党一強独占に戻して古い政治に後退させていくのか。問われるのは皆さん、前進か後退か。与党を過半数割れに追い込んで、今度こそガソリン減税ともに実現しようではありませんか」
無所属の現職で、立憲、共産などの県組織が支援する広田一さんは、物価高騰対策としてガソリン税と消費税の減税、年間12万円の基礎年金の底上げや、合区解消などを訴えています。
【参政党・金城氏】
金城幹泰さん:
「消費税の一律減税、インボイスの廃止、国民負担率に35%の上限を設ける。この3つの政策を実現させることができれば、日本経済は絶対に立て直せます。これをぜひ、国民の皆さんと共に政治に参加をして、われわれは実現させていきたい」
参政党の新人・金城幹泰さんは、消費税減税や、社会保険料の減額で国民の給料を上げる他、月10万円の教育給付金の支給、食料自給率100%などを訴えています。
【NHK党・中島氏】
中島康治さん:
「自民党に任せていたら若い子も絶望しかない。少子高齢化も止まらない、税金は高い。選挙に行ってください。勝てない、そうじゃないと。日本はよくならない」
NHK党の新人・中島康治さんは、消費税減税とガソリンの値下げを実現するため、投票率を上げて、与党を過半数割れに持ち込むと訴えています。
また、勝敗を左右するのが投票率です。
3年前は高知・徳島両県で46.53%、そのうち徳島は45.72%と全国最下位でしたが、今回は期日前投票をする人が増えています。13日までに高知では4万5200人、徳島では4万4600人と、前回の参院選の同じ時期と比べ、高知で約1万3000人、徳島は約6600人と、いずれも大幅に増加しています。
県選挙管理委員会は、「投票日が3連休の中日であることが影響しているのでは」と見ていて、最終的な投票率が注目されます。期日前投票は一部を除き、投票日の前日(19日)まで行っています。
参議院議員選挙は、7月20日投開票です。
また、投開票が行われる20日(日)の夜、さんさんテレビでは徳島・高知選挙区の開票速報をお伝えします。ぜひご覧ください。