様々な事情で学校に通うことが難しい子供が自分のペースで学びを深めることができるフリースクールが7月18日、宮城県名取市に開校しました。
名取市に開校したのはフリースクール「ペンギン舎」です。フリースクールとは様々な事情をもつ子供が学校の代わりに過ごす場所で、ペンギン舎は県内を中心に保育事業などを展開する企業が開きました。
対象は小学生から高校生までの児童・生徒で、理念としては「ありのままの自分を受け入れ安心できる居場所」を掲げています。
スクールではAI教材を使った学習や、地元の企業での職業体験などが用意されていますが、実際の過ごし方は自分で決めることができるということです。
ペンギンエデュケーション 横田智史代表取締役
「自分で自由にスケジュールや、学習プログラムをスタッフ一緒に作って過ごしてもらうことが可能になっているので、本人のペースで、ありのままの姿で表現してもらえればいいなと思っています」
文部科学省によりますと、県内で、2023年度に30日以上欠席した小・中学生の割合は全国で最も多くなっています。
県内にフリースクールは約25カ所ありますが、名取市に開校するのは今回が初めてです。