札幌市豊平区に住む夫婦が、子ども3人を自宅に置き去りにして外出し、保護責任者遺棄の疑いで逮捕された事件。

 夫婦は、約6時間の間、パチンコ店と焼肉店に立ち寄っていたとみられることが分かりました。

 飲食店従業員の父親(30)とパート従業員の母親(26)は、7月16日午後1時ごろから約6時間、小学校低学年の男の子と幼児の女の子2人の、計3人の子どもを自宅に置き去りにして外出し、遺棄した疑いが持たれています。

 午後7時10分ごろ、付近住民が「ベランダで子どもがお父さんお母さんと泣き叫んでいる」と110番通報し、事件が発覚しました。

 救急隊が駆け付けた際、3人とも受け答えははっきりしていましたが、汗をかいていたため、熱中症の疑いもあるとして病院に搬送されたということです。

 当時、室内は30度近くあり、窓は開いた状態でした。

 逮捕された夫婦は、パチンコ店や焼肉店に立ち寄っていたとみられ、調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。

 警察は、夫婦が子どもを置き去りにする行為が常態化していた可能性もあるとみて、捜査をしています。

北海道文化放送
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