プレスリリース配信元:MEMOCO
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女118名を対象に、「中古マンション購入に際しての資金計画」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査内容:「中古マンションの購入と築年数に関するアンケート」についてのアンケート調査
調査期間:2025年3月8日(土)~2025年7月11日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:116人
調査対象:男性55人、女性61人
回答者について
出典:スムナラ
回答者の性別男性:約47%
女性:約53%
出典:スムナラ
回答者の年代20代:約14%
30代:約27%
40代:約35%
50代:約18%
60代以上:約6%
中古マンション購入時の築年数許容範囲
出典:スムナラ
- 5年未満程度:約13%
- 10年未満:約34%
- 15年未満:約16%
- 20年未満:約22%
- 30年未満:約9%
- 40年未満:約4%
- 40年以上でも許容:約2%
最も多いのは「10年未満」で全体の約34%を占めています。築15年未満までを含めると全体の約72%に達し、多くの購入者が比較的新しい物件を求めていることが明らかです。一方で、築40年以上でも許容する購入者は約2%にとどまり、古い物件への需要は限定的です。
築年数許容限界の理由
出典:スムナラ
- 耐震性能(新耐震基準):約45%
- 修繕費用が高くつく:約22%
- 耐震性能(旧耐震基準):約12%
- 設備の耐用年数:約11%
- 売却の難易度が高い:約8%
- 専門業者のアドバイス:約2%
耐震性能を重視する回答者が全体の約57%(新旧基準合計)に達し、安全性への関心の高さが際立っています。修繕費用への懸念も約22%と高く、長期的な維持コストを重視する傾向が見られます。
実際に購入した中古マンションの築年数
出典:スムナラ
- 5年未満程度:14%(16名)
- 10年未満:37%(43名)
- 15年未満:26%(30名)
- 20年未満:14%(16名)
- 30年未満:3%(4名)
- 40年未満:3%(4名)
- 40年以上:3%(3名)
許容限界では「10年未満」が約34%だったのに対し、実際の購入では約37%となり、ほぼ希望通りの物件を購入できていることがわかります。築15年未満までを含めると約63%となり、許容限界の約72%よりも9ポイント低下しており、一部の購入者は妥協を余儀なくされています。
購入した中古マンションの満足度
出典:スムナラ
- 満足:約34%
- どちらかというと満足:約58%
- どちらかというと不満:約7%
- 不満:約1%
満足度別のコメント紹介:「満足」と回答した人のコメント
耐震性能・安全性への満足
「新耐震基準を満たしており安心感がある」 「耐震性能が高く地震への不安が少ない」 「災害対策がしっかりしている」
立地・利便性への満足
「通勤や日常の買い物に便利な立地」 「駅から近く満足している」 「環境が良く住みやすい」
コストパフォーマンスへの満足
「価格に対して理想的な立地と広さを手に入れることができた」 「安くて良い物件を手に入れた」 「修繕の必要もなくとても綺麗だった」
満足度別のコメント紹介:「どちらかというと満足」と回答した人のコメント
条件面での妥当性
「築年数の割に傷んでおらずきれいだから」 「思ったほどまだ管理費用・積立金は高くないから」 「特に問題がないから」
住環境への評価
「住み心地も立地も良いから」 「通勤や日常の買い物に便利な立地だから」 「何も不便なく暮らしているから」
設備・建物への評価
「設備はおおかた満足、床の色など少し気になるところは自分の手でできる範囲でカスタムできるため」 「新耐震基準を満たしており、設備も一定程度リフォームされている物件だった」
満足度別のコメント紹介:「どちらかというと不満」と回答した人のコメント
修繕・維持費用への懸念
「修繕積立金が上がってしまったからです」 「今まさにガタが来ている状態で修繕が大変」 「築年数は浅くとても満足なのですが、初期費用、月々の値段が思っていたより高くついたため」
建物・設備の問題
「となりなどの騒音が気になっているからです」 「外観は古い、電気コンロなど設備が古い、安い意外にあまり利点が無かった」
周辺環境の問題
「購入した当初は満足だったのですが、周りの道路が狭く感じるようになりました」 「駐車場の問題」
満足度別のコメント紹介:「不満」と回答した人のコメント
投資判断の失敗
「知識もなく言われたことを鵜呑みにしてサインをしてしまい大変な目にあったから」
築年数選択における重要な考察点:新耐震基準の重要性
調査結果から、新耐震基準(1981年6月以降の建築基準)の重要性が浮き彫りになりました。耐震性能を理由に築年数を制限する回答者が過半数を占め、特に「新耐震基準」を重視する声が約45%と最多でした。
1981年以前の旧耐震基準の建物は、現在の耐震基準を満たしていない可能性があるため、購入検討時には耐震診断や補強工事の有無を確認することが重要です。
修繕費用への長期的視点
修繕費用を懸念する回答者が約22%を占めており、購入時の価格だけでなく、長期的な維持コストを考慮する購入者が多いことがわかります。
築年数が古くなるほど大規模修繕の頻度が増え、修繕積立金も高額になる傾向があります。購入前には修繕履歴と今後の修繕計画を必ず確認することが重要です。
理想と現実の乖離への対応
許容限界と実際の購入に若干の乖離が見られるものの、満足度は約92%と高水準を保っています。これは、築年数以外の要素(立地、価格、設備状況など)を総合的に判断した結果と考えられます。
完璧な条件の物件を待つよりも、優先順位を明確にして柔軟に検討することが、満足度の高い購入につながると言えるでしょう。
まとめ
今回の調査結果から、中古マンション購入者の多くは築15年未満の物件を希望し、実際にその範囲内で購入していることが明らかになりました。
築年数選択の主要な判断基準は耐震性能と修繕費用であり、特に新耐震基準への関心が高いことがわかりました。一方で、購入者の約92%が満足しており、築年数だけでなく総合的な判断が重要であることも示されています。
中古マンション購入を検討する際は、築年数の許容範囲を決める前に、まず耐震性能と修繕計画を詳しく調査し、長期的な居住コストを含めて総合的に判断することが成功の鍵となるでしょう。
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データ提供 PR TIMES
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