東京・板橋区の駐車場で、捜査員の横で家宅捜索に立ち会いながら、大きなあくびをしてパタパタとシャツをあおぐ男。

2025年1月以降、3カ月にわたり男性を監禁し、暴行を加えて大けがをさせた疑いで、20代の男ら7人が逮捕されました。

大城優斗容疑者(24)と大城海人容疑者(25)ら7人は、30代の男性を無理やり車に押し込み手錠をかけ、その後、3カ月にわたって監禁していたといいます。

その監禁場所は、トランクルーム。
7人の容疑者は、金づちやフライパン、ペンチやライターなど、あらゆるものを使い激しい暴行を加え、男性に全治6カ月の重傷を負わせた疑いが持たれています。

さらに監禁中、暴行だけではなく、男性に対し無理やりお金を借りさせたり、保険金を解約させて違約金をとるなど、約200万円もの金を奪っていたといいます。

また、男性が保護される直前には、家族にビデオ電話をさせて「自分は大丈夫」と言わせるなど、隠蔽(いんぺい)工作も図っていたとみられています。

一体なぜ、男性は狙われたのか。

大城優斗容疑者は、男性が関係する会社と仕事上の金銭トラブルを起こしていたということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。