難聴の子どもとその家族を支援しようと、富山市に県の難聴児支援センターが開設されました。
県の難聴児支援センター「みみえーる」は、難聴の子どもとその家族を支援する拠点施設として、富山市にある県リハビリテーション病院こども支援センター内に設置されました。
生まれつき耳が聞こえない子どもは千人に1.5人の割合とされていて、県は20年前から新生児の聴覚検査にかかる費用の一部を助成しています。
受診率は高い一方で、これまではライフステージに応じたきめ細かい支援に課題があったといいます。
難聴児の支援に特化した施設は全国的に増え始めていて、石川や岐阜など近隣の県でも設置が進むなか、県でも設置への議論が進んでいました。
「みみえーる」では、言語聴覚士と聴覚総合支援学校の教員経験者が常駐し、医療・療育・教育の各機関の間に立った支援が行われることになり、県障害福祉課では「難聴やきこえに不安を持つ子どもや家族に寄り添い、支援していきたい」としています。
相談は週3日、午前9時半から午後4時の間で受け付けられます。