倉敷市の水島海上保安部に入った情報によりますと、7月17日早朝、倉敷市下津井田ノ浦で海中に転落し、行方が分からなくなっていた男性が、午後4時40分ごろ、東側の倉敷市大畠で見つかり、救助されたということです。
男性が見つかったのは、倉敷市大畠の久須美鼻の北側です。水島海上保安部の巡視艇が見つけ、救助されたものです。男性は意識はあるものの、体力が衰弱していて、午後5時前に倉敷市消防局に引き継いだということです。
海上保安部によりますと、午前3時10分ごろ、倉敷市下津井田ノ浦の田土浦公園の防波堤から男性が海に転落したという内容の119番通報がありました。
通報者によると、堤防の上に男性が座っているのを確認し、その後「ドボン」という音が聞こえたので、堤防を見ると誰もいなくなっていたということです。海面を確認したところ、男性の姿があり、通報している途中に男性を見失ったということです。
海上保安部によると、通報時の天候は晴れ、北東の風2メートル。視界は良好だったということです。救助されたのは岡山市北区の男性(40代)で、気分転換のため田土浦公園に来ていたということです。堤防の上で座っていたら眠くなり海に落ち、東方向に流されたため、流れに逆らわずに泳いだと話しています。
海上保安庁と岡山県のヘリ計2機、海上保安部の巡視艇など計8隻、岡山県警のアクアラング隊が出て付近の海域を捜索していました。
写真提供:水島海上保安部