岡山市北区の建築工事業「進栄」と、関係会社の「アークス」の2社が、岡山地方裁判所より破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクの発表によりますと「進栄」は、2015年に設立された建築工事業者です。同業者などの受注で、建築工事や塗装工事、リフォーム工事などを手がけていました。
しかし、後発業者として認知度が高まらず、2020年春以降はコロナ禍で受注が減少していたということです。また、コロナ融資などの借入金の返済が重荷となるなか、資材価格の高騰などで資金繰りが悪化し、事業の継続を断念したということです。
「アークス」は1999年に設立された建築工事業者で、その後、商号変更や本店移転を経て、「進栄」と連携して営業していましたが、同社に連鎖したものです。
負債は「進栄」が約2400万円、「アークス」が約3600万円、2社合計で約6000万円とみられます。