17日午前10時ごろの徳島市は、滝のように降る雨で視界が白く染まっています。

気象庁は17日の夜遅くにかけて、高知県と徳島県に線状降水帯が発生する可能性があると発表。
災害の危険度が急激に高まる恐れがあるとして、警戒を呼びかけています。

高知・馬路村では、大粒の雨が風になびく様子が見られました。

記録的な大雨となっているのが、東海地方です。

三重・紀北町では、午前10時半とは思えない薄暗さは分厚い雨雲の影響。
車はヘッドライトをつけ走行していました。

午後2時ごろの愛知・津島市は、車のヘッドライト付近まで冠水しています。
局地的に降る雨で被害が拡大していました。

東海地方では、17日夜にかけ、土砂災害など厳重な警戒が必要です。

一方、東京都心は久しぶりの夏空に。
最高気温31.5度の真夏日になりました。

関東甲信地方は、早ければ18日にも梅雨明けし、本格的な夏が到来する見通し。
そんな中、猛暑に対する対策が続々と登場しています。

東京・立川市にある中学校の登校風景をみると、ベストを着た生徒が。
建設現場などでよく目にする電動ファンが付いた「空調ウェア」を着て登校です。

生徒に話を聞くと、「着てた方が汗全然出なくて、ものすごく歩きやすくていいです」「普段だったらいつも暑いです。これ着てると涼しくなります」などの声がありました。

登校に30分かかるという生徒は、空調ウェアにクールネックと万全な暑さ対策。
「これも一緒にやって、フル準備でやってみたら最高に冷たくて気持ちいい」と話します。

この中学校では、登校する生徒の暑さ対策に空調ウェアを貸し出す仕組みを6月30日から始めました。
希望する生徒には、無償で貸し出しています。

導入の決め手は、やはり危険な暑さ。

立川第四中学校・宮本尚登校長:
全然レベルが違って、「ちょっとの暑さくらい我慢しろ」というのが私たちの中学生の頃だったが、我慢どころか命に関わるレベルまで来ている。登校もやはり暑いですから、本気になって今までとの考え方を変えながら柔軟に対応していかないといけないと考えている。

東京都心は18日から猛暑日に迫る暑さと、最低気温が25度を超える熱帯夜の寝苦しさが続く見込み。

いよいよ本格的な夏が始まる直前、17日の渋谷に「ポケモン」のキャラクター「カビゴン」がすやすやと寝ているオブジェが登場しました。

これまで全世界で2800万ダウンロードされた人気ゲームアプリ「ポケモンスリープ」。
最もダウンロードされた睡眠ゲームアプリとして、ギネス世界記録に認定。

18日からは、リリース2周年を記念したイベントが渋谷で始まります。

「ポケモンスリープ」は、スマートフォンを枕元に置いて寝るだけで睡眠を記録できるアプリ。

ポケモンスリープ 推進室 シニアディレクター・小杉要さん:
3カ月以上連続してプレーしたユーザーさまは、1時間10分睡眠時間が延びたっていうようなことも明らかになっている。なかなか寝苦しい日が続くとは思うんですけれども、やっぱりポケモンスリープは、朝起きたときにどんなポケモンに会えるかなってことを楽しんで睡眠をとっていらっしゃる方も多い。

熱帯夜を楽しく乗り切る睡眠アイテムや、2025年ならではのグッズにも新たな動きが出ています。

渋谷ロフト1階の暑さ対策コーナー。
注目は安眠グッズです。

その中でも売り上げが伸びているというのが、外に出る時に衣類に吹きかけると冷却効果が得られるスプレー。
寝る前に布団などに吹きかけて使ってもOKと、日中と夜と二刀流の使い方ができると人気急上昇中です。

ロフト広報・神成翔子:
寝苦しい夜などが気になりだしたシーズンになると、ひと月で、こちらだけで6000個販売するほど人気です。外出先のシーンと合わせて使われる方が多い印象。

19日からの3連休。
東京都心には危険な暑さが到来します。

特に20日の日曜日と海の日の21日は35度の猛暑日の予想。
熱中症と水の事故への注意が必要です。