秋田県鹿角市出身で看護師などとしてベトナムで働く女性が15日、母校の中学校で講演し、今を生きる大切さと夢を追いかける上で必要なことを伝えました。
花輪中学校で講演したのは、オーレン薫さん(51)。鹿角市花輪出身で、この学校の卒業生です。現在はベトナムに住み、幼い頃からの夢だった看護師や医療通訳として活躍しています。
オーレン薫さん:
「失敗が許されないプレッシャーもあるし、海外では言葉が通じずもどかしいこともあったが、それ以上に看護師の仕事はやりがいがある」
オーレンさんは、難民が集中避難するヨルダンでの医療活動やフィリピンでの災害ボランティアの経験を踏まえ、今を大切に過ごすことを伝えました。
オーレン薫さん:
「人生、いつ何が起こるか分からない。だからこそ、本当にこの瞬間を大切にしてほしい」
生徒が「夢を追いかける上で大切なこと」を尋ねると、オーレンさんは「諦めず自分を信じること」と答えました。
講演後、生徒は「看護師になりたいと思っているので、オーレンさんのような日本だけでなく海外での経験をたくさんして、いい看護師になりたい」「自分も今、将来の夢があって、まずは受験に向けて頑張っている時期なので、目標を忘れずに何事も頑張っていきたい」と話していました。
また、オーレンさんは「これから夢や希望を持って学生生活をエンジョイしてもらい、夢を実現してほしい」と生徒たちにエールを送りました。