長野県佐久市の佐久市立国保浅間総合病院の医師2人が、医療機器を優先的に使う見返りにメーカーから現金を受け取った罪で起訴された事件で、医師自らが機器を選んで発注していたことがわかりました。
収賄の罪で在宅起訴されたのは、「佐久市立国保浅間総合病院」の整形外科の46歳と45歳の男性医師です。
都内の医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」の製品を優先的に使う見返りに、現金合わせて58万円を受け取った疑いで6月、書類送検されていました。
機器を使うとたまるポイント数に応じて、私的な飲食代の領収書と引き換えに現金を受け取っていたということです。
メーカーの社員ら3人も贈賄の罪で起訴されました。
病院によりますと、機器は手術で使うもので、医師が自ら選び発注していたということです。
病院は4月下旬に警視庁の家宅捜索を受けていました。起訴を受けて、2人を「休職」とし、今後、厳正に対処するとしています。