長野地方気象台は中部と南部では、引き続き7月17日夜のはじめ頃にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
長野県では、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気の影響で、引き続き17日夕方にかけて、大気の状態が不安定となるでしょう。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるということです。
■雨の実況
・降り始め(14日午後5時)から17日午前5時までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 207.0ミリ
阿智村浪合 184.0ミリ
南牧村野辺山 159.0ミリ
南木曽 153.5ミリ
木曽町木曽福島 137.5ミリ
■雨の予想
南部では、17日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があり、雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるということです。
・17日に予想される1時間降水量(多い所で)
北部 20ミリ
中部 25ミリ
南部 40ミリ
・17日午前6時から予想される24時間降水量(多い所で)
北部 50ミリ
中部 80ミリ
南部 100ミリ
気象台は中部と南部では、引き続き17日夜のはじめ頃にかけて、土砂災害、低い土
地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。長野県では、17日夕方にかけて落雷や突風に注意するとともに、降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。