■謎の公園とは
視聴者からの依頼に、こんなものが。
「中九州道の豊後大野市大野町付近で、公園のような謎の場所を調査してほしい」
早速スタッフは豊後大野市に向かった。
■聞き込みしてみると
「道の駅おおの」で半日以上地元住民に聞き込みを行ったが、
実際にそこがどんな場所なのか知っている人はほとんどいない。
そんな中、情報を持っている人が。
■やはり公園か
「多分、子ども用の遊具がたくさんあるところ」と道の駅の従業員から情報をゲット。
また、さらに新しい情報も手に入れた。
■さらに新しい情報が
道の駅に訪れた男性によると、「地名は犬山(いぬやま)。峠を越えたところを右に上っていきます」とのこと。
スタッフは数少ない手がかりを手に、知る人ぞ知る「謎の公園」へ。
■ナニコレ?
すでに日が暮れ始めているが、道の駅を後にして犬山という地域を目指す。
すると、「ナニコレ珍百景」「夢の花園」と書かれた看板を発見。
■いよいよ到着
看板の案内通りに細い道を進んでいくと…
どうやら到着したようだ。
■これが「夢の楽園」
無事に到着したものの、言葉を失い戸惑うスタッフ。
ドラゴン、シーサー、インド象、おサルさん…
目の前に置かれているのは、統一感はあまり感じられない多種多様な置物やフィギュア。
遊具があるという話だったが…?
■進んだ先に見つけた光景
「夢の花園」の奥に進んでいくと、「ようこそふれあい散策道」と看板を掲げた遊歩道を発見。
歩道を進んだ先には、広場一面に置かれた遊具の数々が見える。
■目的は…
手作り感満載の公園。一体、だれが何のために作ったのか?
謎が深まる。
■その思いとは
ここで、敷地内に家屋を発見。
夜が近くなっていたので、日を改めて住民に話を聞かせてもらった。
■ついに真相へ
この公園を管理しているという甲斐正徳さん(71歳)に話を聞くと…
「ここは子どもの遊び場。『夢の花園』です」
■驚きの事実
ベンチやブランコなど、遊びに来た子どもたちが快適に楽しく過ごせるような工夫がたくさん。
実はこの公園、業者には依頼せず、甲斐さんが1人で作り上げたんだとか。
■公園を作った理由
甲斐さんはもともと公園づくりの事業に関わっていて、ノウハウは持っていたそうだが、
0から1人で作業するとなるととんでもない労力である。
それもそのはず。甲斐さんが40代の頃に孫のために作り始めてから、なんと約30年もかかっているのだ。
■置物はどこから
甲斐さんが約30年に渡って情熱をかけた公園、「夢の花園」。
園内においてある遊具や置物は、知人からのもらいものや、自身で買ったものなど様々である。
ちなみに園内で多数見かけるシーサーは、甲斐さんが特別に好きというわけではなく、甲斐さんの知人がよく持ってくるんだそう。
■自由に楽しんで
そんなふうに公園づくりを知った知人が次々とモノを持ち込み、「夢の花園」はカオスな状態になっていった。
甲斐さんは、「来てくれた人が喜んでくれればそれでいい」と話す。
出入りは自由、つまり無料でこの手作りの公園で思う存分遊ぶことができる。
豊後大野市に訪れた際は、この夢のような公園に立ち寄ってみては?