7月14日に発表された最新の期日前投票の状況によると、前回(3年前)に比べ約2万6000人多い有権者が投票を済ませている。また、FNNは7月5日・6日に続き、12日・13日にも全国で世論調査を行った。その結果から県選挙区の中盤の情勢をみていく。

前回より多くの有権者が期日前投票済ませる
県選挙管理委員会によると、公示日翌日の7月4日~13日までの10日間に投票を済ませた県内の有権者は10万7630人だった。
公示日の関係で前回の参院選より1日少ない集計だが、約2万6000人多く、1日平均でみると約3360人増えている。
参院選の期日前投票は、一部を除き投票日前日の7月19日まで受け付けている。

<県選挙区の立候補者>※届け出順
無所属の現職・芳賀道也氏(67)
参政党の新人・佐藤友昭氏(52)
自民党の新人・大内理加氏(62)
共産党の新人・三井寺修氏(45)
政治団体・NHK党の新人・大貫学氏(67)

石破内閣の支持率はさらに低下
FNNによる調査は、7月12日・13日に無作為に番号を選んだ固定電話と携帯電話に電話をかけて行い、県内の有権者約500人が回答した。
石破内閣について、「支持する」と答えたのは全体の26.4%で、7月5日・6日に行った前回の調査より0.8ポイント下がった。
一方で「支持しない」は54%で、前回より2.1ポイント上がっている。

<政党別の支持率>
自民 32%
立憲 19%
国民 9.4%
共産 7.9%
参政 5.3%
公明 2.8%
NHK党 0.7%
支持する政党がないいわゆる「無党派」 7.5%

FNN調査による県選挙区の情勢
無所属の現職・芳賀道也氏が優勢で、「国民」と「立憲」支持層の8割近くを固めている。

自民党の新人・大内理加氏は追い上げを図り、「自民」支持層の7割以上「公明」支持層の6割以上を固めている。

参政党の新人・佐藤友昭氏は引き続き一定の支持を得ていて、「参政」支持層の9割近くを固めている。

共産党の新人・三井寺修氏は「共産」支持層の8割以上に浸透しているものの、さらなる支持拡大が課題。

NHK党の新人・大貫学氏は「NHK党」支持層の9割以上を固めているが、厳しい戦い。

なお全体の約1割が「投票先を決めていない・わからない」と回答していて、今後、情勢が変わる可能性がある。
(さくらんぼテレビ)