北海道日本ハム10-1埼玉西武ライオンズ
北海道日本ハムファイターズは、7月16日(水)にベルーナドームで埼玉西武ライオンズと対戦しました。先発は、ここまでリーグ2位の防御率1.39と抜群の安定感を誇る北山亘基投手で、今季6勝目を狙ってマウンドに立った。
ファイターズは初回、先頭の五十幡亮汰選手がライト前ヒットで出塁。4番・レイエス選手がライト前ヒットを放ち、2アウトながら一、三塁のチャンスを作った。
ここで今日5番に入った石井一成選手が、ライオンズ先発・渡邉投手のフォークボールを捉えてライト前にタイムリーを放ち、先制点を挙げた。
石井選手は「ボスにクリーンアップを任されたので、何とか打点を挙げたいと思っていました。初回からチャンスで回ってきてよかったです」とコメントした。
さらに、「いい流れだったので、何とか後ろにつなぐ意識で食らいついた」という6番・野村佑希選手が、高めのストレートをセンター前にタイムリーを放ち、二者が生還。この回、ファイターズは3点を先制した。
初回に3点のリードをもらった北山投手ですが、その裏、1アウト満塁のピンチを迎えます。しかし、ここから5番・山村選手を三振に仕留め、6番・村田選手のレフトへの大飛球をライトの万波中正選手がファインプレーでキャッチし、このピンチを無失点で切り抜け、試合の流れを相手に渡さなかった。

石井の4安打を含む18安打で10得点、北山は苦しみながらも6回1失点
3回表にも、この回先頭の4番・レイエス選手がエラーで出塁すると、続く5番石井選手が、ライトへのタイムリースリーベースを放ち、レイエス選手が全力で生還。石井選手は「モーレ(レイエス)ナイスラン!」とチームメートをたたえた。さらに、7番・水野達稀選手がセンターへタイムリーを放ち、2点を追加。序盤から5-0とリードを広げた。
5回表には、この回先頭の7番・水野選手がスリーベースヒットでチャンスを作ると、9番・万波選手がライトへタイムリーヒット。続く水谷瞬選手もライトフェンス直撃の2点タイムリーツーベースを放ち、この回さらに3点を追加した。
先発の北山投手は、毎回ランナーを背負う展開ながらも粘り強く投げ、6回を1失点に抑えてマウンドを降りました。その後は山本拓実投手、今季初の一軍登板となったザバラ投手、最後は宮西尚生投手と繋ぎ、ライオンズに追加点を与えなかった。
終盤も攻撃の手を緩めなかったファイターズは8回に代打・マルティネス選手のツーランホームランでダメ押しの10点目を挙げます。最終的に18安打の猛攻でライオンズを圧倒し、10-1で4連勝となった。
試合後のヒーローインタビューで石井選手は、ホームランが出るとサイクルヒットだったことに触れ「ホームラン狙ったんですけど、そんなに甘くなかったです」とコメント。打線の好調ぶりについては「元気やと思いますけど、そんな中でもちょっと隙を見せたり、やってはいけないミスも出ているので気を引き締めながらやっていければと思います」と話した。