7月15日、村井知事が参政党の神谷宗幣代表に抗議文を提出しました。宮城県が進めた水道事業をめぐり、事実と異なった演説をしたとして、村井知事は16日に改めて、「選挙中に謝罪と訂正をしてほしい」と強く抗議しました。
宮城県 村井知事
「非常に憤っている。選挙中だから何を言ってもいいと。しかも宮城県の大切な命の水を、海外の企業に売り渡すなんてことがあるわけない。よくそういうことを堂々と人の前で言えたもんだなと、本当に私は失礼な人だなと思っています」
村井知事が憤りをあらわにしたのは、7月13日、JR仙台駅西口での演説で参政党の神谷代表が次のように述べたことに対してです。
参政党 神谷宗幣代表
「国がやらないから宮城県みたいに民営化しちゃうわけでしょ。おかしい宮城県は。水道なんてめちゃくちゃ大事なわけですよ。なんで外資に売るんですか。外資に任せるんですか。彼ら金儲けですよ」
上下水道と工業用水の事業を民間が運営する「みやぎ型管理運営方式」について、このように述べましたが、知事は事実と異なる点があると抗議しています。
宮城県 村井知事
「海外の企業が議決権持っているということだが、全くそれも誤り。しっかりと本当なのかどうかを調べて、公党ですから、それも公党の代表ですから。いい加減なうそをついちゃだめ。選挙中に謝罪をし、訂正してもらうことが重要」
参政党本部は15日、仙台放送の取材に対し、「抗議文は確かに受領している。本部でしかるべき対応をしている」とコメントしています。