九州で唯一、白石町での繁殖が確認されているコウノトリについて、地元の小学生が生態などを学びました。
理科の授業の一環でコウノトリについて学んだのは、白石町の須古小学校の6年生20人です。
白石町ではおととしに初めてひなが巣立つなど九州で唯一、コウノトリの繁殖が確認されています。
今回の特別講座は、子どもたちに地元で暮らす貴重な鳥に親しんでもらおうと、須古小学校が初めて開きました。
講師は「日本野鳥の会」佐賀県支部長の宮原明幸さんが務め、クイズを交えて生態などを説明したほか、町内で撮ったコウノトリの写真などを紹介し「長く生育できるように地元の自然を守って」と呼びかけました。
【児童】
「コウノトリについてまとめて色々自由研究にしてみたいなと思いました」
「人間は性別を見分けるのって簡単だけど、コウノトリは時間とか人手とかたくさんかかるのでそれにびっくりした」
【日本野鳥の会佐賀県支部 宮原明幸支部長】
「コウノトリが暮らしていることは白石に豊かな自然があるっていうことですから、そういうことを知るっていうこと、それを誇りに思うってことは大事だと」
宮原さんによりますと順調にいけば、今年も8月末ごろに新たなひなが巣立つ予定ということです。