参院選の投開票日は4日後に迫っている。16日、県内の高校で18歳選挙権を持つ3年生の生徒たちに、「校内放送」で投票が呼びかけられた。

山辺町にある山辺高校の昼休みに校内放送で流れたのは…。

(山辺高校3年 選挙管理委員長・冨田眞桜さん)
「7月20日までに18歳になる人は投票をすることができます。選挙権は国民の貴重な権利です。私たちの暮らしを良くしていくために、自分の考えを投票という形で伝えてみませんか」

山辺高校では政治に関心を持ってほしいと、3年前から昼休みに選挙の投票を促す校内放送を行っている。
2025年は、選挙権を持つ年齢を18歳に引き下げた「18歳選挙権」から10年目の節目の年。選挙権を持った18歳の生徒たちは、投票についてどのように考えているのだろうか。

(18歳選挙権をもつ生徒)
「今の政治に不満を持つ声が最近SNSで目立ち始めていて、インフルエンサーも『選挙に行こう』『若い人が行こう』とすごく発信している。みんなが『行った方がいいよ』と言ってくれるので、自分も“行った方がいいんだ”と思い行くことにした」

(18歳選挙権をもつ生徒)
「おととし・去年と『選挙に行こう』と放送が流れているが、そのたびに自分も主体的に参加しなくてはと思う。私が投票しても1票にしかならないけど、それが自分の将来を実現するためには必要なことだと思う」

すでに期日前投票をしたという生徒も。

(18歳選挙権をもつ生徒)
「選挙は自分の意見を反映できる大切な場。高齢化が進んでいて高齢者の意見が優先されやすい事実もあると思うが、若い人の意見をどんどん反映させて、若い人にもよりよい社会をつくりたい」

(山辺高校・工藤良仁先生)
「政治に関心を持たせることと、投票率を向上させることを目的に授業で教えている。投票所に行くと『緊張した』『こういう仕組みになっていると覚えた』など生徒から聞く。とてもよかったと思う」

さくらんぼテレビ
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