岡山県早島町議会の一部の議員が町の職員に対し、威圧的な言動を繰り返したとされる問題です。実態について調査する第三者委員会が設置され、7月15日、初会合が開かれました。
この問題は、早島町議会の一部の議員が町の職員に対し、威圧的な言動や人格を否定するような発言を繰り返し、2024年度だけで12人の職員が退職したほか、この2年間で課長級の4人が休職しているとして町民の有志が実態調査を申し入れていたものです。
町は、実態について調査する第三者委員会の設置を決め、15日、弁護士3人を委員に委嘱しました。このあと委員会の初会合が非公開で開かれ、今後の調査方針などが話し合われました。
(第三者委員会 金馬健二委員長)
「早島町政を巡って職員が生き生きとやっていけるような形にするにはどうしたらいいかということをいつも考えながら調査していきたい」
(早島町 佐藤博文町長)
「職員の職場環境をしっかり守る、町民の不利益にならないことを、しっかりと迅速に誠実に対応していきたい」
委員会は、今後関係者に対する聞き取り調査や全職員に対するアンケートなどを実施し、6カ月をめどに調査報告書をまとめ、町長に答申することにしています。