6年後の開院を目指す県立河北病院と寒河江市立病院を統合した新病院について。建設予定地が寒河江市・陵東中学校の敷地と決まった。交通アクセスの良さが選定理由。

(吉村知事)
「陵東中学校の敷地を、新病院の建設予定地に決定したいと思う」

10日に開かれた県と寒河江市などによる新病院の設置に向けた協議会で、建設予定地を、4年後に閉校する寒河江市の陵東中学校敷地とすることが決まった。
陵東中学校は国道112号線に近く、県立河北病院と寒河江市立病院のちょうど中間地点にある。

協議会は、アクセスの利便性・災害発生リスクなどの観点から最終的に3つの候補地を検討した結果、陵東中学校が最適だと判断した。
また会議では、新病院を県と寒河江市が共同で運営することも決まった。

(県健康福祉部・酒井雅彦部長)
「西村山地域の住民が将来に渡って持続して医療を受けられる態勢を作っていくことは非常に大事。きょう新しい病院に向け、建設候補地と構成自治体が決定したのは大きな一歩だと思う」

協議会は2025年度中に、新病院の設計や病床数などの基本計画の策定を目指すという。

さくらんぼテレビ
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