愛媛県発注の工事の入札を巡り、公表されてない情報を県職員のOBに漏らした罪に問われ裁判を受けている県職員が、11日に懲戒免職されました。
懲戒免職されたのは、愛媛県中予地方局建設部の鈴木俊博被告(58)です。
愛媛県によりますと、鈴木被告は県が去年発注した久万高原町内の2つの工事を巡り、県職員OBに公表されてない工事費などの情報を漏らし、入札の公正さを傷付けたとしています。
鈴木被告は官製談合防止法違反などの罪に問われ、今年6月に松山地裁で初公判を受けていて、県がこのあとに事実確認して間違いがないと判断しました。
中村知事は「断じて許されるものではなく、厳罰をもって対処した。今回の事案を重く受け止め再発防止に取り組み、信頼回復に努めたい」としています。
鈴木被告は「最初はOBに情報を教えることを断っていたものの、最後には教えてしまった」と話しています。
判決は7月15日に言い渡されます。
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