アメリカのルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相は10日、マレーシアの首都クアラルンプールで会談し、ウクライナ情勢などについて協議しました。
ロシア外務省の発表によりますと、ルビオ氏とラブロフ氏の会談は約50分間にわたって行われ、ウクライナの停戦交渉や中東情勢、そしてアメリカとロシアの間の外交機能の正常化などについて意見交換が行われたということです。
また、両国の直行便再開や経済・人道協力の回復にも触れ、今後も建設的な対話を継続する方針を確認したとしています。
一方、ルビオ長官は会談後、「ロシア側が柔軟に対応しないことに対するトランプ大統領の失望を伝えた」と述べた上で、「この紛争の終結に向けたロードマップを描く必要がある」と強調しました。
ルビオ氏とラブロフ氏の会談は2025年2月にサウジアラビアで行われて以来、2回目です。