日差しを浴びたあと目の充血など強いダメージを感じたことはありませんか。紫外線から目を守ろうと熊本城や高校野球などでサングラスの着用が広がっています。

【中原理菜リポート】
「真夏の過酷な環境での接客業務、熊本城のスタッフはことしからサングラスをかけての案内を始めました」

熊本城運営センターは先月、紫外線による目への悪影響を防ごうと『案内するスタッフがサングラスを着用する場合がある』と発表しました。

【熊本城運営センター大山文佳さん】
「紫外線のダメージでまぶたがヒリヒリして冷やしても朝まで長引いていたがサングラス着用が解禁されてからはそれがなくなり体調面で助かっている」一方、あえてサングラス着用を発表したのにはこんな理由が。

【熊本城運営センター大山文佳さん】
「威圧感を与えてしまう見た目なので観光に来るお客様に不安感をもたせてしまうので周知することで考慮していただくため」

【千葉からの観光客】
「全く違和感感じません。夏ですから目のためにはその方がいいのでは。体が大事ですから」

スタッフの大山さんは目元が見えない分明るいトーンの声で案内するなど工夫しているとか。ちなみにサングラスの下はこんな素敵な笑顔でした。

一方、高校野球でも…。試合前の申し出により選手もサングラスを着用でき、外野手だけでなく近年は内野手も着用するケースが多くなっています。
紫外線が目に与える影響について眼科医は。

【北部眼科 渡邉亜希医師】
「紫外線の中でもUVBは角膜に吸収され、角膜が日焼けした状態になると結膜が酸素を届けようと充血して、細かく傷がついたりする。何十年も浴び続けると白内障や網膜の病気にかかわるという報告もある。UVカットのサングラス帽子、コンタクトレンズを上手に使ってもらうといいと思う」

曇りの日でも届いている紫外線、この夏は、目の健康についても考える必要がありそうです。

テレビ熊本
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