7月にギリシャで開催されるレスリングU17世界選手権に、宮崎工業高校から日本代表として2人の選手が出場、意気込みを聞きました。

この日、宮崎工業で行われた県外の高校やジュニアクラブとの合同練習。
勢力的にメニューをこなすのは、宮崎工業3年の田原想羅選手と、同じく3年の木藤陽大選手です。

2人は4月に行われたJOCジュニアオリンピックカップ・男子グレコローマン80キロ級と92キロ級で、それぞれ優勝。
世界選手権への切符を手にしました。

(U17グレコローマン80キロ級日本代表 田原想羅選手)
「小さいころ(6歳)からレスリングをやっていて1度も日本一が取れていなくて、初めて日本一になってとてもうれしかった」

(U17グレコローマン92キロ級日本代表 木藤陽人選手)
「今回の大会は先生のアドバイスを試合に反映できたし、JOCの大会で1位になるとずっと思っていた」

レスリングには、フリースタイルとグレコローマンがあり、フリースタイルは脚へのタックルなど体全体への攻撃が許されています。
一方、グレコローマンは腰から下への攻撃が禁じられていて、組み合ってからの豪快な投げ技などが醍醐味です。

グレコローマン80キロ級の田原選手は、前に出るレスリングを得意とし、ジュニアオリンピックカップでは、3試合1ポイントも奪われず、完全優勝を成し遂げました。

(宮崎工業 田原想羅選手)
「フリースタイルは脚を攻められることを考えないといけないけど、グレコローマンは考えずに前に出て差したりできるので、そこが好きなところ。(世界選手権では)自分の前に出るスタイルを貫いて海外の選手に負けずに優勝する」

グレコローマン92キロ級の木藤選手は体の柔軟性を生かしたレスリングが持ち味です。

(宮崎工業 木藤陽人選手)
「(相手が)力まかせに来てもスルスル抜けられるからそこは良いところ」

また中学まで柔道をしていた木藤選手の得意技は・・。

(宮崎工業 木藤陽人選手)
「一本背負い投げです。(世界選手権では)海外の選手にびびらずに正面からぶつかって自分のレスリングをしたい」

国際大会に初めて挑む2人に柴田慎吾監督は・・。

(宮崎工業 柴田慎吾監督)
「本人たちがいつも初めて初めてと言うのでそこを捨てて、初めてだけどチャンスは1回しかないので、思いきり楽しみながら全力でプレイしてほしい」

(2人)
「世界選手権頑張るぞ」

レスリングU17世界選手権は7月28日からギリシャで開催されます。
また男子フリースタイル55キロ級には、櫻美学園の小此木仁之祐選手が出場します。

テレビ宮崎
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