宮城県は今年度の「危険物取扱者保安講習」を実施する委託事業者が、申込者の個人情報を誤って電子メールで送信したと発表しました。漏えいが確認された情報には、名前や住所、勤務先などが含まれており、県は関係者に謝罪するとともに、再発防止を徹底するとしています。
個人情報が漏えいしたのは、講習の実施を受託している「一般社団法人宮城県危険物安全協会連合会」です。同会は、講習の申込者にマニュアルを送付する際、誤って申込者の入力データファイルを添付して送信しました。
具体的には、7月9日の午後2時33分と午後2時44分、オンライン方式での受講申込者それぞれ41人と15人に対し、講習マニュアルの案内メールを送信した際、誤ってそれぞれの受講者の個人情報を含むファイルを添付して送付しました。
受講者の1人が誤送信に気づき、同日午後2時44分に事業者へ連絡。午後2時54分には県に報告がありました。
誤って送信されたファイルには、以下のような情報が含まれていたということです。
・氏名、生年月日、住所、本籍地(県名)、電話番号、メールアドレス
・勤務先名、所在地、電話番号
・危険物取扱者免状番号
・講習の種別と受講希望月
県は現在、受託事業者に対して、漏えい対象となった受講者への謝罪と、誤送信されたファイルの削除依頼を行うよう指示。あわせて、個人情報の取り扱いや情報管理体制について厳重な注意を行い、再発防止策の検討と報告を求めています。
県は「今後このような事故が再び起きないよう、情報管理の徹底に努めていく」としています。