2024年2月、札幌市北区のコンビニで店員3人が殺傷された事件で、懲役30年の実刑判決を受けた男の弁護人が7月9日、札幌高裁へ控訴したことが分かりました。
無職の宮西浩隆被告は2024年2月、札幌市北区のコンビニで店員3人を刃物で襲い、当時40歳の男性を殺害、ほか男女2人に大ケガをさせた罪などに問われていました。
裁判では宮西被告に刑事責任能力があったのかが争点でしたが、2025年7月2日、札幌地裁は責任能力を問える心神耗弱だったと判断。
「人命軽視の考えのもとに残忍な犯行に及んだ」として、求刑通りの懲役30年を言い渡しました。
弁護人はこの判決を不服として、7月9日、札幌高裁に控訴しました。