山体膨張が続く桜島は9日未明にも爆発し、鹿児島市ではロードスイーパーが出動するなど、降灰対策に追われました。
桜島では9日午前4時40分ごろ爆発があり、噴煙は火口から1500メートルまで上がりました。
火山灰は東からの風に乗って鹿児島市街地方向へ流れ、鹿児島市によりますと天文館から鹿児島中央駅方面で降灰が確認されたということです。
街中では車が通るたびに灰がまき上がって視界が悪くなり、ロードスイーパーや散水車など19台が出動したということです。
ロードスイーパーの運転手
「水を出しながらしないとホコリが立つので苦情がこないように。なおかつ(灰を)取りやすいように」
田中慎介記者
「鹿児島市南林寺町です。降灰で硫黄のにおいが立ち込めているほか、道路標識も灰に隠れて見えなくなっています」
降灰があったエリアでは、人々が灰の掃除に追われていました。
飲食店スタッフ
「久しぶりにこんなに降ったな、と。掃いても掃いてもまた戻ってくるんじゃないかと思ったり」
病院経営
「ここを通る人が少しでも気持ちが良ければ、と(灰掃除を)やっている」
鹿児島地方気象台によりますと、5日から始まった桜島の山体膨張は現在も続いているということです。