核兵器禁止条約が国連で採択されて8年。

長崎市で6日、被爆者などが集会を開き、日本や各国政府に条約に参加するよう呼びかけました。

平和のつどいは長崎市の平和公園で開かれ、約100人が参加しました。

核兵器禁止条約の会・長崎の共同代表は、核保有国や日本など条約に参加していない国の指導者の写真を前に核兵器廃絶に向けた取り組みや即時停戦などを求めました。

川野浩一 共同代表 
「原爆の後遺症で80年経った今もなお、多くの人たちが苦しんでいる」
「戦争終結に向けて動け、核兵器禁止条約の締結に向けて動け!」

核兵器禁止条約は、核兵器の開発や使用などを全面的に禁止する初めての国際法です。

8年前の7月7日に連本部で採択され、これまでに73の国と地域が批准しています。

一方、アメリカやロシアなどの核保有国や核の傘に頼る日本は参加していません。

長崎被災協 横山照子 副会長
「もう8年も経つんですよ(日本政府は)何もしていない」
「この間にどれだけの被爆者が亡くなっていますか」

集会では日本を始めすべての国に条約に参加し紛争を、暴力ではなく対話で解決することをなどを求めるアピール文が採択されました。

テレビ長崎
テレビ長崎

長崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。