8日に観測された猛暑日は161地点。
列島は体温を超える危険な暑さが続いています。
夏の空に向かって咲き誇るヒマワリ。
高知・土佐清水市にある畑には約5万本が植えられています。
2025年は4月下旬に種をまき、6月下旬に満開を迎えました。
梅雨明けが早かった上、暑い日が続いていることから、例年に比べピークが早く訪れたということです。
中には、元気がなくシワシワになるヒマワリも見られます。
2日連続で猛暑日となる36.2度を観測したのが北の大地、北海道・帯広市。
炎天下の中でパークゴルフを楽しむ人々は、帽子にUVカットの長袖という万全の対策で楽しんでいました。
猛暑でこんな異変も。
朝から厳しい暑さとなっている帯広市の公園では、カモも池を飛び出して木陰で休んでいました。
池の水が温まってしまったようです。
一方、35.5度だった岩手・盛岡市は、統計開始以来最も早い猛暑日になりました。
暑い外から室内に避難する人たち。
そこで頂くのがジェラートです。
ジェラートを食べていた人:
冷たいのは何ともいわれない。やっぱりこの暑さには冷たいのが一番。
暑さを避けがてら立ち寄ったという女性は「暑い日は(アイス)食べてる」と話していました。
東京都心は午後1時前に2025年最高となる35.8度まで気温が上昇しました。
都内では56人が熱中症の症状で救急搬送され、1人が重症です。
東京は2日連続の猛暑日を記録しており、午後1時の新宿駅前は手元の温度計で37度を示していました。
この暑さにある現象が起きています。
それが街にあふれる様々なファン製品。
暑さ対策のひとつとして欠かせなくなっているのです。
例えば、個人用のファン。
手に持つタイプから首にかけるものまで様々です。
街の人は「ハンディーファン、日傘、二刀流でなくせない。ずっと持ってる」「昔は扇子だった。そういうの持たなくなった」と話していました。
日傘の手元に小型ファンを取り付けている人もいました。
他にも、ベスト型のファン。
フードまで風が送り込まれるため、日よけ兼用です。
ベスト型ファンを使用していた人:
(Q. 見た目暑そう)暑そうだけど、全然こっちの方が涼しい。
SNS上には、ワンちゃんの散歩用の首かけタイプなど様々に使えるオリジナルのファンが投稿されています。
神奈川県で農業を営む男性は、頭のてっぺんに1台、そして顔用にもう1台と、合わせて2台のファンがついた麦わら帽子を自作しました。
カボチャを収穫する時には、麦わらのファンとベスト型のファンと万全の暑さ対策で臨みます。
帽子型だけではありません。
ズボンの太もも部分にファンを付けた空調ズボンを使っている人もいました。
仕事場の半ズボン率が低いため長ズボンで涼しさを追求した結果、ファンを取り付けることに。
仕事中は、これがないと耐えられないということです。
猛暑の中、こうしたファン現象が広がっています。
2日連続で猛暑日となった東京都心。
街の人は「どうしたもんですかね。8月とかどうなっちゃうんですかね。梅雨っていう感覚が全くない」と話していました。
青空が広がりましたが、この空模様はここまで。
暑さのピークは9日まで続きますが、10日以降は梅雨空が戻り、傘の出番となりそうです。
特に11日と12日は予想最高気温が30度を下回る予想。
週明けも傘の出番が増えそうで、梅雨明けはまだまだ先になりそうです。