山口県岩国市の高校で女子生徒2人の体を触ったとして逮捕・起訴された高校教師の裁判は、8日証人尋問が行われ、被害者2人が被告に「実刑」を求める証言をしました。

起訴状によりますと山口市の高校教師、綾木誠被告(54)は去年11月、教頭として勤務していた高校の印刷室で清掃時間中に女子生徒2人の臀部や胸などを触るなどした暴行の罪に問われています。

8日、山口地裁岩国支部で開かれた裁判には、当時高校3年生だった被害女性2人が証人として出廷し体を触られた女性は「あれ以降、学校がしんどくなったり、今でも男性に対し恐怖心が生じる」と証言し被告に実刑を求めました。

これに対し、綾木被告側は当時、印刷室では被害女性2人と綾木被告の3人だけで、「偶発的なもので故意ではない」と否認しています。

次回の裁判は、8月26日で被告人尋問が行われる予定です。

テレビ新広島
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