依頼人から預かっていた相続財産など1億3000万円あまりを横領した罪に問われている弁護士の女の控訴審が広島高裁で始まり、弁護側は「寛大な判決を求める」と訴えました。

弁護士の斎村美由紀被告(49)は、2020年からおよそ4年間、男性2人の成年後見人として管理していた預金や相続財産など1億3000万円あまりを横領した罪に問われています。

一審の広島地裁は、「結果は重大で社会的に非難されるべき犯行」として、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しましたが、弁護側は量刑を不服として控訴していました。

8日開かれた控訴審の初公判で、弁護側は「確実に被害弁済できる」「寛大な判決を求める」などと訴えた一方で、検察側は「控訴の理由がなく棄却が相当」と主張しました。

裁判は8日結審し、今月30日に判決が言い渡されます。

テレビ新広島
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