障害の有無や年齢などに関係なく誰もが楽しく、心地よく過ごせるまちづくりを目指す勉強会が広島市内で開かれました。
広島市議会で開かれた「インクルーシブなまちづくりを考える勉強会」は市民団体「インクルーシブリンクひろしま」が主催したものでまちづくりに携わる広島市の職員や市議会議員らが超党派で参加しました。
インクルーシブは「包み込む」という意味で障害の有無や、性別、年齢などにかかわらず誰もが安心して楽しく暮らせるまちづくりを目指しています。
きょうの勉強会ではまず「公園」という子どもの遊び場に焦点を当て全国初の「インクルーシブな公園」として知られる東京都「砧公園」の川崎幹雄サービスセンター長を講師に、車いすやベビーカーでも利用しやすい滑り台、背もたれやハーネスの付いたブランコといった誰もが安心して遊べるユニバーサルデザインの遊具が紹介されました。
また、障害のある子どもの保護者からは「気兼ねなく子どもを遊ばせることができる」「子どもがとても喜んだ」といった感想も寄せられ、出席者は真剣な表情で聞き入っていました。
「インクルーシブリンクひろしま」は幅広い層に「インクルーシブ」という概念を広めようと今後も勉強会などを重ねていくとしています。