福岡県直方市の施設修繕工事をめぐる汚職事件で、業者から賄賂を受け取ったとされる元市職員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
収賄の罪に問われているのは、直方市の元職員・森健悟被告(43)です。
起訴状によりますと、森被告は2020年から去年にかけ、市の施設の設備修繕工事をめぐり、特定の業者に便宜を図った見返りに電動工具など18点・合わせて25万円相当を受け取った罪に問われています。
8日の初公判で、森被告は起訴内容を認めた上で「本当にバカなことをした」などと述べました。
検察側は「公務員の信頼が著しくき損された」として懲役1年6ヵ月を求刑。
一方の弁護側は「懲戒免職処分となり社会的制裁を受けた」として執行猶予付きの判決を求め結審しました。