宮古水産高校の生徒が岩手県山田町にある実習用の浜に漂着したごみについて、2年間にわたり行った調査の結果を7月7日に地元の漁協に報告しました。
7日は宮古水産高校海洋生産科の3年生4人が、山田町の三陸やまだ漁業協同組合を訪ね調査結果を報告しました。
宮古水産高校では、日本財団による環境保全の取り組み「海と日本プロジェクト」に協力しようと、山田町にある実習用の浜で2023年5月から2024年10月まで4回にわたり漂着ごみを拾い集めその実態を調査しました。
その結果、ごみの重さは毎回10キロ前後となり、約5割をロープや網といった漁具が占めました。
波にもまれるなどして脱落したとみられるということです。
一方で海中を撮影した結果、ごみの量は限られていて、きれいな状態を確認できたということです。
漁協ではこの結果を組合員と共有したいと話していました。
宮古水産高校では今後も海洋環境の維持や改善に貢献したいとしています。