住宅街で目撃されたのは緊迫の突入シーン。
ガラスをたたき割り、中へと乗り込む警察官。
引きずり出されたのはバスジャック犯です。
この男、どうやってバスを奪ったのでしょうか。
お昼過ぎ、車庫についた運転手は「食券をもらいに一瞬だけ席を離れました」と話します。
バスから降りたその直後、通りかかった男が誰もいないバスに乗り込み、そのまま運転席へ。
すると扉を閉めてアクセルを踏み込んだのです。
異変に気付いた運転手たちは驚き、必死に追いかけますがバスを止めることができません。
バスジャックの通報を受けた警察は緊急出動。
すると、盗まれたバスを発見。
横にぴたりとパトカーをつけ止まるように促しますが、男は無視して逃走。
警察とのカーチェイスに発展します。
10kmにわたる逃走劇の末、狭い道路に入ったパトカーが行く手を遮りバスを止めることに成功。
ところがバスジャック犯は、バスから降りようとせず抵抗を続けます。
そこで警察官は、ガラスをたたき割ると中へ突入。
ついに引きずり出しました。
男はなぜバスを盗もうとしたのか…。
バスを盗んだ男は調べに対し、「鍵がささっているのが見えて運転したくなった。パトカーが追いかけて来て、まるで映画のワンシーンのようだった」と話しています。
その後、男は窃盗や無免許運転などの疑いで検察に送られたということです。