群発地震が収束の兆しを見せない中、悪石島には鹿児島市内の病院から2人の看護師が派遣されることが決まり、7日夜、悪石島に向けて出発します。
7日、鹿児島市立病院では出発式が行われ、悪石島に派遣される看護師の永尾香織さんが挨拶しました。
悪石島に派遣 鹿児島市立病院・永尾香織さん
「災害支援ナース研修で学んだことをしっかり準備して、災害地へ行きたいと思う」
看護師の派遣は鹿児島県十島村からの要望を受け県が行ったもので、災害派遣ナースとして看護師を登録している鹿児島市立病院と今村総合病院からそれぞれ1人ずつが7日夜、悪石島に向かいます。
県が災害支援ナースとして看護師を派遣するのは初めての事例です。
悪石島に派遣 鹿児島市立病院・永尾香織さん
「まずは、自分の安全を確保して、島民のみなさんの誘導などができるようにと考えている」
永尾さんらは、利用者が避難している高齢者施設で寝泊まりしながら7月13日まで、島に常駐している看護師のサポートなどを行う予定です。
また、悪石島の住民が仮眠や入浴などをできる休憩所として、島に接岸している海保の巡視船「さつま」と、県警の警備艇が7日午前9時から午後4時まで開放されたということです。