伊東市・田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載されていますが、市議会で学歴を偽った疑いがあると指摘されその後「除籍だった」ことを明かしています。
また、田久保市長に対する辞職勧告決議案と百条委員会設置議案が本会議に提出され、採決の結果いずれも全会一致で可決されました。
田久保市長は7月7日午後7時半から改めて会見を開く考えです。
本谷育美アナウンサー:
それでは、最新情報と今後の動きについて中継で伝えてもらいます。熊崎さん。
熊崎結萌アナウンサー:
伊東市の観光会館です。このあと午後7時半から、こちらで田久保市長の記者会見が行われます。会場の予約が午後6時からということで、私たち報道陣も外で待機をしています。
今回の学歴詐称問題、市民から落胆と怒りの声が聞こえてくるのは田久保市長が選挙戦で訴えていたことと大きく違うからです。
伊東市・田久保眞紀 市長(5月18日の選挙戦街頭演説):
(42億円かけて)1つ豪華な建物を建てるのではなく、それぞれの地域にそれぞれの子供たちが行ける場所に、そういう施設(図書館)を造れば良いのではないでしょうか。(現市長は)言っていることがおかしい。討論会もやり、現職の市長も一所懸命説明してくれました。やっぱり腑に落ちないんです。これは選挙の革命、伊東の革命なんです。市民の方を向いた政治を、これからしていってもらわないと。私たちの生活、私たちの未来、このままでは不安です。市民のための政治を、市民のためにしていきましょう
熊崎結萌アナウンサー:
これまで明確な説明をしてこなかった市長に対し、きょうの市議会では選挙戦で支援していた議員も「クリーンな政治を目指すにはクリーンな説明が必要」と話し、辞職勧告決議案に賛成しました。
このあとの記者会見は田久保市長の希望から弁護士同席で行われます。大学から取り寄せたという在籍証明書を持参するものと思われ、議長や職員にチラッと見せていた「卒業証書」は持参するかどうかは不明ですが、私たちにわかりやすく説明があるということです。
本谷育美アナウンサー:
一番の疑問は、除籍されたことを認めているのであれば、「卒業証書」は何だったのでしょうか?
熊崎結萌アナウンサー:
市長が午後3時予定だった会見を7時半にしたのは弁護士の都合の問題です。「法的な説明が必要だ」と話していて、夜、何が語られ、真実が示されるのか、注目されます。
以上、中継でお伝えしました。