20日投開票の参議院選挙について、FNNが世論調査と取材で序盤の情勢を探ったところ、自民党の単独過半数は難しく、与党の過半数維持を巡る攻防となっていることがわかりました。
今回の参院選は、248議席のうち125議席を巡り争われます。
FNNが分析した序盤の情勢では、自民・公明両党が、非改選の議席とあわせて全体の過半数を維持できる50議席の確保を巡って、野党と激しい攻防を繰り広げています。
参院選で“勝敗のカギ”を握るのは、当選者が1人の「1人区」ですが、FNNはこの週末、全国に32ある「1人区」全てを対象に電話による世論調査を行いました。
自民党は、石破首相の地元の鳥取・島根選挙区や北陸の複数の県など14の選挙区で優勢、あるいはやや優位に戦いを進めています。
一方、野党候補は、立憲民主党などが候補者を調整した選挙区を中心に11の選挙区で優勢、またはややリードしています。
7つの選挙区では、与野党の候補が激しく競り合っています。
また、調査に取材を加味すると、国民民主党や参政党が、比例代表などで現在の議席数を大きく超える勢いを示しています。
ただ、一定の割合の有権者が投票先を決めておらず、今後、情勢が変わる可能性もあります。