連日厳しい暑さが続き、沖縄県内では熱中症で救急搬送された人の数が去年の同じ時期を大きく上回っています。

また、熱中症ですでに5人が亡くなっていて、県はエアコンの使用やこまめな水分補給など熱中症対策を呼びかけています。

県内では西表島で33.8℃、那覇市で33.3℃を観測するなど、ほとんどの観測地点で最高気温が30℃を超えました。

消防庁によりますと、県内で2025年5月から6月29日までの間に熱中症で救急搬送された人は520人で、去年の同じ時期と比べておよそ1.5倍となっています。

また、熱中症で亡くなった人は2025年5月から6月末の時点で5人で、すでに2024年度の6人に迫る数となっています。

あすも熱中症の危険が極めて高くなるとして、沖縄地方に熱中症警戒アラートが発表されています。

熱中症を避けるためには炎天下を避けることはもちろんですが、消防庁によりますと、熱中症で救急搬送された人のうちおよそ4割が住居にいたことから、室内でも注意が必要です。

室内の温度や湿度をチェックして、エアコンの温度を調節しこまめな水分補給を心がけましょう。

また気づかないうちに熱中症となるケースもありますので、身近な人への声掛けも大切です。

沖縄テレビ
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